こんにちは☆
FUN!MUSIC!!講師の、マイコです。
梅雨で遊ぼうリトミック
梅雨をテーマにしたリトミックイベントを開催いたしました。
- 平成30年6月10日(日)総社市中央公民館 浅尾分館 にて
- 平成30年6月19日(火)倉敷市粒江 親子クラブ『むつみ会』さまにて
今回、4回目のコラボとなる、倉敷市西阿知スマイルリトミックのエミ先生とジョイントレッスンしました。
私は、持ち前の明るさと勢いで、子どもたちと一緒に中に入り、グイグイ引っ張ってノセていく。
エミ先生は、芸術的なピアノで、音楽的世界を創造していく。
それぞれの特性を、最大に活かした、この組み合わせが、なんともぴったりハマり、一人では決して生み出せない、リトミック空間を創出しています。
浅尾分館のレッスンでは、1歳から7歳までの子どもたちが一緒にリトミックを楽しみました。
基本的に、私を知っている子どもや、リトミック経験者が多かったので、とても活発な、躍動感のあるレッスンとなりました。
親子クラブでの参加者は、全く面識のない子どもたちと、1・2・3才児メインの親子リトミック。
お母さんたちが、しっかりと子どもたちと一緒に動きながらのレッスン進行をしていきました。
同じプログラムでも、年齢に合わせて、具体的なアプローチは、全く違った指導となり、とても勉強になりました。
リトミックプログラムと、指導者の意図
今回は、絵本『ゆかいなかえる』の世界へ旅立ち、カエルになって遊ぶという設定で、レッスンを組み立てました。
『こんにちはソング』
はじめに、円になって『こんにちはソング』を歌いました。
緊張して、レッスンに入れなかった子どもたちも、手をつないで円になり、少し、ほぐれてきました。
アイスブレイクに、最適な活動です。
まねっこリズム
そのあと、タンバリンをつかって、お返事『はぁい!』
指導者の声掛けに合わせて、ミニミニまねっ子リズム。
子どもは、拍を待ち、リズム打ちをしました。
1歳の子も上手にできていて感動!
自分流アレンジを加えて、返してくれた子もいました☆
お友達の活動の様子をジッと見守り、自分の番を待ち、それぞれが、リズムを打つことができました。
タンバリンが出てくることで、一気に子どもたちの意欲が上がったのが分かりました。
読み聞かせタイム『ゆかいなかえる』
リトミックの活動は、音楽的な活動だけでなく、知育も含まれています。
音に合わせて動き、楽器を演奏するだけでなく、絵本を使って子どもたちの創造力を刺激し、イメージしたり、指先を使って、工作をしたりする活動を組み込んで、レッスンを計画します。
絵本タイムを使って、今回のレッスンのテーマを提示。
ここから、子どもたちの創造力を使って、どんどん遊んでいきます。
お池へ出発☆即時反応とステップ
お池へお散歩へ出発。
はじめは、4分音符のステップをきざみながら歩いてきます。
その途中、即時反応と呼ばれる、音の聞き分けと動作が入ってきます。
高音、低音、トリルなど、それぞれ、特徴的な音の合図をランダムに出し、子どもたちの音への反応、集中力、体のコントロール能力を引き出します。
リトミックの活動は、一度に2つ以上のことをします。
聞いたと同時にジャンプ。
ステップの維持。停止。
などなど、子どもは、楽しく遊んでいる中で脳を活性化させ、自然に集中しています。
カラーボードで見立て遊び
この後、お天気が怪しくなってきた!という設定で、カラーボードを傘に見立てて遊びました。
順番に並んで待つこと。
自分の好きな色を選び、指導者と、『どうぞ』『ありがとう』のやり取りを交わしながら、受け取る。
この何気ないやり取りは、日常生活の基本指導も意図しています。
何の変哲もないカラーボードを、ハンドルに見立てたり、今回のように傘に見立てたり。
子どもたちの想像力を使って、見立て遊びを楽しみます。
曇りのち、雨→ドシャ降り雨!!
傘を持ってあるき始めると、急に、曲調が変化します。
長調から短調への変化。
晴れから、今にも雨が降り出しそうな、どんよりお空を音で表現。
子どもたちは、敏感に反応します。
曲の変調とともに、ステップも重たい、二分音符へチェンジ。
子どもたちに何も指示しなくても、指導者の動きをよく見て、自然とステップも重く、長い、二分音符ステップへと変化していきました。
こういった活動を重ねていくと、今後、楽器演奏や歌を歌う時に、音符や調の持つイメージ、音価などを、理屈ではなく、自分自身の体全体で感じ、表現したものを元に、演奏できるようになります。
パラパラと降ってくる雨を、ピアノの音で表現。
子どもたちも、『あれ!?』と、思わず頭を抑えますw
『みんな、傘さして!!』
『雨が降ってきたから、お池まで急ぐよ!!!』
軽やかでスピード感のある曲へ一気に変化させ、8分音符のステップを踏みながらダッシュ。
途中、即時反応で、ドシャ降り雨を入れます。
傘を頭にかぶって、座って耐えるw
エミ先生の、ピアノ連続グリッサンドがドシャ降り雨を見事に表現していました。
ボール回し
到着したら、傘を回収し、青いスカーフで作ったお池の周りに、円になって座ります。
大・小のボールをカエルの卵に見立て、みんなでボール運び。
『はい、どうぞ』『はい、どうぞ』の掛け声と伴奏に合わせて、ボールを回していきます。
この活動の趣旨は、拍の保持と、強弱です。
途中、伴奏の強弱変化を加え、ボールも大・小切り替えながら、フォルテ(f)の時は大きなボールで、元気よく『はい、どうぞ!』
ピアノ(p)のときは、小さなボールに持ち替え、ささやき声で、『はい、どうぞ』
自分の番を楽しみに、嬉しそうに活動していました。
カエルに変身!
体を思いっきり伸ばして大きくし、魔法をかけて、カエルの卵に変身!
2オクターブの下がる音階を感じながら、体をだんだん小さく、小さく丸めていきます。
そこから、おしりがムズムズムズムズ、しっぽが生えてオタマジャクシ!
お次は、足がムズムズ!後ろ足がピョピョン!!
最後は、手がムズムズ、前足が生えて、チャチャーン!!!
カエルに変身!!
『ゲロゲーロ!ゲロゲーロ!』
みんな嬉しくって、ピョンピョンww
可愛いカエルさんたちが、いっぱい誕生しました!
エミ先生の音の表現と、私の動作がバッチリハマって、今回、個人的に一番楽しかった活動ですw
スイスイ伸びやかな、スラーの曲に合わせて、カエルになりきって、お池を気持ちよくスイスイ泳ぎました。
途中、突然の不穏な音とともに、ザリガニ、ヘビの登場!!
『食べちゃうぞーーー!!』
って脅かしながら、隠れている子どもたちを襲いますw
子どもたち、キャーキャー大騒ぎw
めちゃめちゃ、面白かったですw
カエルの楽器作り工作
この後、親子で、カエルのゲコゲコ鳴く、おもちゃの工作。
出来上がった楽器を使って、カエルの音楽会。
みんなで『かえるのうた』を一緒に歌い、お母さんたちが輪唱。子どもは、好きなときに、ゲコゲコ鳴らして楽器演奏。
最後、フラフープで石飛びジャンプをして、さようなら。
一時間の中に、子どもを飽きさせない展開をたくさん用意し、濃厚なプログラムをみっちり詰め込んだレッスンでした。
受講者の感想
『家に帰って、お父さんとカエルの楽器をまた作っていました!』
『お母さんたちも、いい運動になり、またやってみたいなぁと言う声も、ちらほら聞こえました。』
『リトミックって、楽しいだけでなく、奥が深いんですねぇ…。』
たくさんの、あたたかい感想をいただき、本当にありがとうございます☆
励みになります。
リトミックは、一度イベントでやったからと言って、それがそのまま、子どもに全部、身につくものではありません。(全くゼロよりは、一度のレッスンでも、体得しているものはありますが…。)
音楽的要素を、繰り返し、いろんな活動を通して経験していくことで、真に生きた価値として、子どもたちに息づいていくと考えています。
実際、毎回毎回、私につきあわされている娘たちは、だんだん、動きも一人前になってきました。
私のアシスタント的役割を自然とし、イベントを盛り上げてくれ、助かっています。
イベントリトミックの良さは、まずは、親子共に、リトミックの世界に触れてもらうこと。
『百聞は一見にしかず』
まずは、やってみると、その楽しさや奥深さを理解してもらえると思います。
リトミックは、非日常体験だなぁと感じています。
普段、絶対しない行動、普段、あまり使わない機能を、たくさん使うからです。
親子ともに、『今』に集中し、終わった後、独特の爽快感があります。
単純に、親子一緒に楽しめる、エンターテイメントとしても、素晴らしい価値があると実感しています。
そして、私の場合は、あえて、異年齢ミックスの大人数レッスンを開催するので、その場にいて、一緒に活動することで、年齢による差を肌感じ、家庭だけでは得られない経験を、たくさんして帰れると思います。
秋くらいから、本格的なリトミック教室として、レッスンを開講していきたいと野望を抱いていますw
春開講は、プライベートな環境の変化が激しく、とても無理でしたが、うめ子へのレッスンと同時に、複数名限定募集して、無理のない範囲で、『FUN!MUSIC!!リトミックコース』を開講できたらいいなぁなんて構想中です。
親子ともに、楽しい時間を過ごせるリトミック。
ぜひまた、遊びに来てくださいね!!
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