総社リトミック、講師のマイコです。
昨日は、お盆明け久しぶりのレッスンでした。
楽しいだけ→ルールを守って楽しむへ…
8月から新しいお友達が増え、今まで個人レッスンだったクラスが、グループレッスンに変わりました。
昨日は、久しぶりに会ったこと、お友達に会えた喜びで、みんな最初からワクワク☆
館内を走り回りたくて、なかなか活動に入れませんでした。
私は私で、みんなが新しいグループに慣れてきた今が、レッスンの流れを作る、大切な時だと考え、始まりをそろえることに取り組みました。
今日はそれだけできたらいい。
そのくらいの気持ちで、お母さま方にもお願いしながら指導に臨んでいました。
1歳の子どもたち。
なかなかすぐに気持ちは切り替わらないし、大人の都合で動いてはくれません。
遊びたいときは遊びたい!
走りたいときは走りたい!!
その日の気分によって、同じことをしても、全然様子は違います。
一方で、教室のルールも、充実した活動をするためにはとても大切です。
今まで、とにかくリトミックを楽しくすることに集中してきました。
リトミックの楽しさは、今までの楽しさ重視のレッスンで十分に入っているので、しばらくお母さま方にもご協力をお願いしながら、ルール作りを頑張ろうと思っています。
みんなで一緒に学びあい
お帰りになる前、一人のお母さまの表情が、とてもしんどそうだったのが気になりました。
心配で後から連絡したところ、お友達とわが子を比較し、落ち込んでしまったとのこと。
個人レッスンからグループレッスンに変わったことで、お母さまにも、いろいろストレスがかかっていました。
どの子もみんな、オリジナルの良さを持っています。
上手にできること、
ちゃんとできること。
分かりやすい結果も、もちろんそれは嬉しいことだけど、
それよりもっともっと大事なことは、
その子なりの表現ができること。
内側から出てくるものを、一緒に喜ぶこと。
リトミックは息の長い教育です。
今日のレッスン単発で身につくものではありません。
楽しいだけのイベントリトミックと毎週通う教室が違うのは、教育だからです。
教育は、ずっとずっと未来までの大きな目標をもって、目の前の一つの活動に一貫して真剣に取り組みます。時には、厳しい指導も入ります。
根気強い、小さな一つの積み重ねが、少しずつ芽を出していきます。
個人レッスンの良さもありますが、やはりリトミックは、グループレッスンが醍醐味だと思っています。
人が集まれば楽しさも倍増しますが、摩擦も生まれます。
当然、比較も生まれます。
親も子も、お友達と一緒に成長していく。
それが、親子リトミックの良さです。
活動に優劣はありません。
計画した通りに事が進むとは思っていません。
あの手この手で切り替えていきたいと思っています。
まだまだ小さな子どもたちです。
楽しんで活動できる日もあれば、レッスンの間中、お母さんのお膝で眺めているだけで活動に入れない日もあります。
それが、子どもの自然な姿です。
それでも子どもたちは、目や耳は一所懸命働かせて、自分の心の中でいろんなことを考えながら静かに成長しています。
上手にできなくていいんです。
活動に乗せられないのは、私の指導力の問題です。
あることができるようになるまで、1回でできる子もいれば、10回してもだめで、20回目でやっとできるようになる子もいます。
また違うことになると、それが逆になる場合もあります。
すべてがオールマイティーにできなくていいんです。
お母さま方に、落ち込みや葛藤が生まれるのも、子どもと一緒に親も成長するための大切な感情です。
レッスン後には、私も自分の中のいろんな感情と向き合い、毎回のレッスンを検証しています。
お母さまと一緒に悩みながら、不安に思ったことは共有しながら、教育者として成長していきたいな。
コメントを残す